自宅のホームサーバ(NAS)を更新する(2) 本体の準備

自宅のNASを更新するにあたって、今回はパソコンを利用してNASを構成することに決めた。

希望

  • ある程度の省電力。電気代で月500円(1日17円)を目標にすると、消費電力は40w程度におさまってほしい
  • ある程度の処理速度
  • ある程度の省スペース
  • 物理的に独立した2台のHDD。(2台目はバックアップ用。RAIDを組まずにファイルコピーなどを用いる。)現状は2TBなので、同程度ほしい。片方は外付けでもいいが、できれば両方内蔵したい。
  • 欲を言えば、システム用にSSD。速さの都合もあるが、障害発生時にシステムとデータが別々になっている方が対応しやすい気がする。
  • 3~5年程度使うつもりで、必要なところには新品を使うが、それ以外は手持ちをできる限り流用し、安く仕上げる

というわけで、以前作成したがあまり活躍の場を設定できていないAM1I-A+Athlon 5350+ISK-110 VESAをベースにする。
CPUのTDPが25w、HDDは最大10w程度と見積もり、最大で60w程度、実際にはほとんどアイドルだからもっと低いだろうと考えると、省電力はOK。
処理速度は、一般的なNAS専用機よりはるかに高いが、専用機より重いOSをほ積ませたことによる差し引きがどうでるか。
省スペースについては、ISK-110 VESAを使う限りは一般的なNAS専用機とほぼ同等サイズ。

脳内会議

  • AM1I-AはSATAが2ポートのため、SSD+HDD+HDDという構成にできない。(PCIeのSATAカードを追加、という選択肢は考えない)
  • ISK-110 VESAには3.5インチのストレージが搭載できない。2.5インチのHDDで2TBのものは少なく、高価で、そして通常より厚くこのケースに搭載不可なものもある。
  • ISK-110 VESAには2.5インチ×2までしか搭載できず、内蔵ストレージ3台の構成ができない。
  • それならばケースを手持ちのSG05に変更…したいが、この機械は絶賛使用中。
  • 新しいケースを買うならECB1010がいいなぁ。フルサイズの光学ドライブが搭載可能なので、その位置に3.5インチHDDを搭載すれば、ストレージを希望の構成にできる。ただし、そういえばマザーボードのSATAポートが足りない。あと、部屋に本体を置く場所がない。

結論

最も安くあがることから、ケースを新調せず、SSD+2.5インチHDD(1TB)+USBHDDとする。
内蔵HDDの容量が気になるが、現状ではNASの容量は600GB程度しか使っていないので、大丈夫だということになる。
とりあえず運用してみて、不足なら構成を変更すればよい。

組み立てはストレージの組み替えだけなのであっさり終了。

今回買ったもの

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